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NPO寄付2.0
1:
このアイデアを誰かが形にしてくれる事を望んでいます。
誰一人置いていかれることの無い世界を、
また世界が持続可能である事を願っています。
[人間が終わるまで、できることをしよう]
SGDsやESG投資などよく聞かれるようになりました。
ここ100年で発達した「大量消費社会」からの急激な転向を迫られています。
人間が「終焉」するのはいつなのかは当然わかりませんが、
新しい社会形態を作れなければいけないことは疑う人はもう多くはないと思います。
人類はきっと100億人くらいまでは増えるのでしょう。
ここからの世界は
「みんなで生き延びるか、みんなで死ぬか」という選択肢しか残っていないように感じます。
分岐点にいるように、
その中で
SGDsやESG投資など新しい流れが出来つつあることは希望だと思います。
ただ、あくまでも「経済活動」に根ざすお金の流れなので
「お金にならない部分(儲からないこと)」へお金が回りにくい側面はあると思いますが、
その上で、
環境や持続可能なテクノロジーにお金が回っていく英知を人類は持っていると信じています。
ただ、お金が回りにくい分野があり
その「お金が回りにくいけど重要な課題」を解決する為に
「NPO・NGO」があるのだと思っています。
そのNPO・NGOに積極的にお金が回る仕組みが作れないかと言うのが
そもそも考えたことになります。
草の根で人々の不安・不満・問題を解決するための「NGO・NPO」や
今後の人類の知識の基礎となる「基礎研究」にお金を回す方法が必要です。
「地球の持続可能性を高める活動を行っている団体」を支援しているという実感が必要です。
さらに言えば、
私たちも役に立っている、参加しているという実感が必要なのです。
[アイデアの概要]
一言で言うと、
「全世界共通のNPO・NGOに資金分配するためのファンド形式のApp」を作ったらどうかと言うことです。
「持続可能性にフォーカスしたサブスクリプション」と言うことです。
全体像としては、
Appからそれぞれの国の人の平均収入の0.05~0.1%くらいの金額(1食分くらいの金額)を、
Appの「募金」のスイッチをONにすると自動継続的に募金できる仕組みです。
もちろんOFFにすれば募金は止まります。
募金の先の「支援したいNPO・NGO」は「カテゴリー」を選ぶことができます。
環境問題、人権、エネルギー、また公衆衛生の向上、基礎研究や新たなテクノロジーなど。
自分が応援したい分野を選択する形です。
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「募金されたお金」は、
1:ファンドで運用される
2:配当などで得たお金をNPO・NGPに分配する
3:それぞれの分配先に振り分けられる割合は、Appで個人個人が選択した「分配したいカテゴリー」の割合に基づく
4:個別の分配先NPO・NGOは「専門家委員会(大学の教授など)」によって選定される
――――――――――――――――――
「募金した人」は、
1:募金した「実績」がスコアとして可視化できる仕組みを組み込む
(各国が策定したスコアデータベースに連動する形式と同期できるようにする)
2:国ごとに「平均収入の0.05~0.1%」位の金額を基準に募金している人数の割合を可視化する
3:支援を受けた団体は「レポート」を提出し、
募金した人は、支援した(カテゴリーの)団体がどのように持続可能性に寄与したか分かる情報「グッドニュース」を受け取れる。
――――――――――――――――――
「支援を受けた団体」は、
1:専門家が定めた「運用効率基準」によって活動を測定される事を受け入れる
2:「運用効率基準」は今後設立されるのNPO・NGOの運営のための指標として活用される
その上で資金提供を受ける形になります。
――――――――――――――――――
実験的なNPO・NGOでも
みんなが利用可能な「スコア・データの測定」ができれば、
それらの情報の蓄積が「次の人類の展開」を手助けすることになるはずです。
スコアやデータはみんなの共有財産として、
次のアプローチに活かされるのが効率的だと思います。
NPO・NGOのスタートアップがしやすい状態を
整える為にも何らかの仕組みも必要です。
最初は小さくてもみんなでNPO・NGOを支える
仕組みがあることで変化する未来があると思います。
[プラットフォームとインセンティブ]
世界中でみんなが共通で使っているプラットフォームがあるのにも関わらず、
それぞれのNGO・NPOが別々に「寄付」を募っていることが
不思議な気がしています。
ユニセフなどの「感情に訴える寄付の募り方」も個人的には正直好きではないです。
それよりも世界がどう変わったかをわかりやすく見せて欲しい。
寄附金に関しては、まとめて集める仕組みを作って、
資金を運用して「運用した資金をNPO・NGO」に分配する仕組みを
作る方が安定した資金提供が可能になるはずです。
プラットフォームを利用すべきだと思います。
人類の終わりまで時間がまだまだあるのならそれはそれで良いのです。
問題は「時間がなかった時」ですね、
気付いたら間に合わなかったと言うわけにはいかない。
時間の積み上げを効果を
NPO・NGOに活用できる仕組みを作った方が
面白いと思うんですよね。
プラットフォームを利用すると当然、
グーグルにもアップルにも「お金」が落ちます。
自分としてはそれはそれで良しとして進むべきだと思います。
それよりもこの活動を促進する全ての人に何らかのインセンティブがあるべきです。
アマゾンもFacebookも、マイクロソフトも活動を促進すれば相応のお金が流れる仕組みであるべきです。
また、
様々な会社や個人も含めて
「この活動を促進したら(人に勧めたら)継続的に何らかのインセンティブが得られる」
形が望ましいと思います。
そして、
この活動は国を超えて
賛同を得られるものでなければなりません。
人間がいなくなった先に経済活動はないという
共通の認識を強く人々に根拠を提示しながら丁寧に伝えていく仕組みが必要です。
[お金の代わりになるもの]
「利益にならない行為」は、
人間が生きる上で「意味がない行為」かどうかと言われれば
それはもちろん「NO」ですよね。
植林など明らかに意味があります。
ただお金がなければ生活ができず、生活できなければ植林もできないわけです。
じゃあ、お金をもらうにはどうしたらいいか。
お金が分配される「意味」を客観的に説明しやすい環境を作ればいいの。
そこで「スコア」を発達させる必要があります。
この人にならお金を分配できるという証明書としての役割のスコアです。
「スコア・数値・データ」の可視化ですね。
トラッキングするための機器は発達していますから、
計測方法を専門家の方が明確にすれば
いろいろなことに尺度が与えられ
尺度が与えられれば
そこに「お金を分配する必然性」を与えることができるはずです。
・社会問題の改善に向けた数値化(ストレス数値や生活から得られる満足感など)
・環境や持続可能性の数値化(マンブローブを植えた時の環境に対しての数値など)
など
一般市民もツールを通じてスコアの概念を学びながら、
寄付した先のNPO・NGOが行った活動に対する「実体」に触れることで、
私たちはより強く「お金を回す意味」を得られるのではないでしょうか。
また、自分も自ら問題解決のためのプロジェクトを立ち上げようと考えるかもしれません。
[持続可能性の根幹]
特に「教育」については積極的に資金が行き届く仕組みが必要だと思います。
教育が「あらゆる人類の継続可能性」を高めることになると思います。
教育がない土地に必要なものは何でしょうか?
インフラと仕組みです。
・食糧と生活の基盤
・コーディネーター
・電力
・Wi-Fi
・PC等のデバイス
ここを支えることができれば、
人間の未来にとって最もみんなが共に生きられる社会へ進めると感じています。
あとは教育の内容が、
本当に今そこに生きる人たちの力になれた時には
私たちは資本主義の仕組みを少しアップデートできたと言えるのかもしれません。
[参加している感覚を育てる]
人生において、そして幸福において大切なことの一つとして、
「自分が主体的に関われた」という実感を得られるかが重要です。
多くの人が素朴に思っているはずです。
なるべく良い世界であって欲しいと。
次の子供に渡すのであれば「人類が持続可能な世界」であって欲しいと。
一回ずつの寄付は少額でも継続的に行われること、
そして、
自分が良い世界になって欲しいという願いを託すカテゴリーを、
自ら選択して寄付することに大きな意味があるはずです。
「参加している感覚」が社会を変えていくモチベーションを育てることになると思います。
それは、今自分が生きている世界の見方にも影響を与えるはずです。
[金額の大小よりも世界共通の仕組みがあるという認識が大切]
全ての世界がテクノロジーによってつながっている時代になりました。
つまり「世界の問題」は私たちの生活の問題とつながる時代になりました。
一つの会社でも、一つの国でも、解決できない問題に対して
その問題のリスクを抑え解決しようと挑戦する人達に
「資金を継続的に渡す」仕組みがある。
その認識そのものの中に「人々に安心感を与える効果」があると思います。
もちろん、
時間の経過と共に(ファンドの資金が大きくなるごとに)
できることが着実に増えていくことが大切ですが、
まずは「そういう仕組みがある」という事実が重要だと思います。
今日はここまでにして、
次回はじゃあこれを作るときにどんなことを考えないといけないのかを
マイペースに考えようと思います。
もし、すでに世の中にこのような仕組みがあれば
ぜひ教えてください。
Grow a little imagination with me and you.
Thank you.
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